- FXを早く攻略するにはどうしたらいいんだろうか?
- なにをすればもっと効率よくFXが学べるようになるだろうか?
- スキルってどうやって身につければいいんだろうか?
FXに対して真面目に取り組むようになると、こんな風に考えるようになるはずです。
かつての私もFXを始めたばかりのころは、「近道はどうしたらいいんだろうか?」「どのインジケータを使って、なにの手法・テクニックを使えばいちばん効率が良いんだろうか?」「ほんとうに、FXで勝てるようになる日はくるのか?」といったことばかりを考えていました。
その結果、
- ある手法(テクニック)を使っては試す
- ダメだったら、また見つけては試す
- また探しては試す
という、まったくもって近道のような遠回りをしていました。
そこで今回は今の自分がもう一度初心者に戻るなら、どうやってFXを学んでいくかについてまとめました。
Contents
ゴール(目標)を決める!
- FXで利益を出せるようになる
- 会社を辞めて専業トレーダーになる
- FXで自由気ままな人生を送る!
こういった意気込みはとてもいいことです。
低い理想より、高いほうが良いですが、それはあくまでも「理想・夢」と言うことに注意です。
ここで言う目標やゴールは、もっと具体的です。
「FXでとにかく勝てるようになる」では、具体的にいくら目指すのか?どのくらいのロットでpipsの合計はどれだけあればいいのか?といったことが明示されていません。
これだけでは実現できる可能性はかなり低くなります。
- 具体的なゴールがない
- どこを目指すかわからない
- なんとなくトレードをする
これほど恐ろしいことはありません。
東京から北海道に行けばいいのか、インドに行くのか、ドイツ?イギリス?どこでもいいですが、具体的な目的地が無いと、それにたどり着くまでのプロセス(過程)もあやふやになってしまいます。
こうなるとテクニックや手法もいつまで経っても決まらないまま、色々なところをウロウロするだけで、ちょっと進んでは戻ってみたりみたいなことになります。
まずは、いくら稼ぎたいのかを決めましょう。
FXにおける利益は『pips×ロット』です。
一般的に沢山のpipsを取れることが優れたトレーダーのように思えますが、高ロットでピンポイントで少ないpipsを狙えるトレーダーも凄いと思います。
まずはあなたが月額にいくら稼ぎたいのか。
これを到達するためには、どれくらいのロットでどれだけのpipsが取れれば良いかが見えてきます。
トレードスタイルを選ぶ
次にトレードスタイルを決めましょう。
トレードスタイルは以下の3つです。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
トレードスタイルは自分の生活スタイルや考え方で選びましょう。
「スキャルじゃないとダメ」とか「スイングじゃないとダメ」と言うものはありません。
どのスタイルであっても、勝っている人もいれば負けている人もいます。
大事なのは、自分の生活スタイルや考え方に合っているかです。
毎日ある程度チャートを見る時間がある人はスキャルが向いていますし、なかなか時間を取れない人はスイングがお勧めです。
3つのスタイルの難易度
3つのスタイルはどれを選んでも良いですが、難易度の違いはあります。
難易度ランクは以下の通りです。(順位が高いほど難しい)
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
この順番になります。
ただし、この中で一番人気が高いのはスキャルです。
初心者トレーダーはまずはスキャルから入ると思います。
しかし、スキャルは素早い判断が求められます。
1分足を使うと値動きやローソク足の切り替わりが早く感じられますから、乗り遅れないようにという気持ちが強くなってポジポジ病になったり、逆に見逃してしまうこともあって、ストレスは多いです。
一方でスイングはチャンスは少ないですが、その分だけ気を楽にトレードが継続できます。
トレードと言うのは、次のエントリーで稼ぐ!というものではありません。
何回もエントリーして、その結果口座資金が増えていることを狙うものですから、「トレードを継続すること」が一番大事です。
その意味ではスイングが一番継続しやすいと言えます。
使用する手法とインジケーターを選ぶ
スタイルが決まったら、手法とインジケーターを揃えます。
順張りか、逆張りか、押し目を狙うのか、ブレイクを狙うのか・・・・。
相場のどういった動きを狙うのかを明確にして、それに合ったインジケーターを選択します。
・・・が、これも間違っている人が多いです。
- スイングトレードをしているのに、スキャルピングに使うインジケータを使っている
- 無意味に使わないインジケーターを表示している
- 本当はあった方が良いのに、インジケーターを使わない
インジケーターって本当に多いので、どれが自分のやり方に合っているか分からないという悩みは分かります。
ただ、気になるのを全部使うのは間違っています。厳選しましょう。
もちろん、「インジケータなんてまったくなし!」「ローソク足の形状と波形だけで勝負する!」というのもありです。
学習(定着)を繰り返す
ここまでで、自分の目的とする『ゴール』、『トレードスタイル』、『トレード手法と使用するインジケーター』が決まりました。
あとは自分がこれらを使いこなせるように何度も何度も練習します。
- 手法の特徴はどんなものか
- どんな所を狙っていけば良いのか
- 弱点となる相場はどんな値動きか
- 曖昧なところはないか?
これらを何度も何度も復習します。
検証(分析)をしていく
これが一番重要です。
過去の値動きを利用して、自分の手法が相場で通用するのかを試していきます。
使用するのソフトとしてはForexTester5、MT4のストラテジーテスターなどがお勧めです。
これなら負けたとしてもノーダメージです。
また、これと併用して超低ロットでのトレードお勧めです。
特に「デモだと本気が出せない・・・・」と言う方は、本当に少ないロットで良いのでお金を掛けることでより真剣味のあるリアルトレードが出来ます。
練習ツールも良いですが、リアル(現在)が一番学ぶことが多く、経験値も稼げます。
こういった実戦と検証から以下のことをやっていきます。
- 再現性の確認
- 一貫したトレードが出来るか
- 反省点の分析
- ゴールの合理性
- 理論値で+にする
検証では良くても、いざリアルの相場に立ち会うと「あれ???」となることは多いものです。
特に手法に曖昧な点があると、迷いが生じて自信がなくなってしまいます。
こういった迷いが出たポイントは必ずメモして後で検証し直しましょう。そうすることでトレードの一貫性に繋がります。
また、実際に自分の手法でプラスになれば、「どれくらいトレードをすれば、どれくらいのロットにすればゴールが見えてくるか」も分かります。
こうすれば、理論上ではありますが、ゴールがよりリアルになります。
ロットを上げていく
順調に手法が理解できて、技術も身に付いてコツコツ勝てるようになってきたら、少しずつロットを上げていきましょう。
ロットを上げると、同じようにトレードするのが難しくなります。
しかし、これはあくまでも精神的な話。
いつもと同じようにやっていけば、必ず慣れますから、少しずつ慣らしながら目標となるロットまで上げていきましょう。
もちろん場合によっては途中でロットを落とさないといけなくなるかもしれません。
しかし、それも含めてトレードで成長するためのプロセスです。
全ては今後の自分のためと考えて、経験を積みながら資金を増やしましょう!
まとめ
FXで成功してやるというのは、トレーダー誰しも考えていることです。
でも、その成功はどこまでいけばいいのか、なにを目指せばいいの、そもそも自分ににとっての、FXの成功とは?といったことまで真剣に考えている人は少ないです。
よりビジョンを明確にすれば、自分が何をすべきかも見えてきます。
クリアな視点と視野でトレード技術を磨いていきましょう!