トレードをしていて、両建てをしたことはありませんか?
- 損切りが出来ずに逆方向のポジションを取った
- うねりを取りたくて両建てした
- 複数のロジックでトレードしているので気づいたら両建てになっていた
このように意図的に、もしくは知ってか知らずか両建てになっている・・・なんてことがあるかと思います。
両建てとは、同じ通貨ペアのロングとショートのポジションを両方持つことですが、これをXMでやる際には注意が必要です。場合によってはペナルティが課せられる可能性もあるのです。
結論から言うと、やっても良い両建てとダメな両建ては以下のようになります。
- 同一口座内での両建て
- XMの別口座間での両建て
- チームを作って複数人で行う両建て
- 異なる業者間での両建て
やり方を間違えると、利益分が消されたり、口座凍結になる可能性もあります。
本記事では、XMでやっても良い両建てとダメな両建てについて詳しく解説します。
Contents
XMでやっても良い両建て
XMでやっても良い両建ては、同一口座間での両建てのみとなります。
一つの口座内での両建てであれば、利益と損失は口座内で相殺されますのでXM側に損失が出ないからです。
しかも、「買い」と「売り」のポジションについて、同じ通貨ペアで同じロット量で保有する場合、必要証拠金は0になります。
ですので、「伸ばしたいポジションがあるけど、少し反転しそうだな・・・」という場合は、両建てしてやれば含み益の目減りを避けることができます。
XMでやってはいけない両建て
XMの別口座間での両建て
XMでは、個人のアカウントについて最大で8つの口座を開設することができます。
しかも、一度アカウントを作って登録してしまえば、2つ目以降の口座は超お手軽にに開設できます。
この大きなメリットを生かして、2つの口座間でハイレバで両建てポジション持ったとします。
このポジションをずっと持っていて、雇用統計などの相場が何らかの要因で瞬間的に一方向に動くと、片方のポジションがゼロカットされてしまいますが、もう一方はそれ以上の利益を出すことができます。
こうなるとXM側としては損失となってしまうので、異なる口座間での両建ては禁止されているのです。
チームを作って複数人で行う両建て
個人の複数口座間での両建てがダメならチーム戦だ!
ということで、家族や友人でチームとなってXM口座で両建てすることも禁止されています。
もちろん明らかに怪しいと思われる取引が続いたときのみにペナルティを受けますので、普通にトレードしていれば全く問題はありません。
他の業者間での両建て
例えば、XMでドル円を100lotロング、タイタンFXでドル円を100lotショートをして、大きな動きがあった場合、片方のポジションをゼロカットされますが、もう一方は大きな利益を出すことができます。
これは前述した複数の口座を利用した両建てと同じ戦略です。
XMの口座間ではバレるかもしれないけど、業者を跨げば大丈夫!
と思うかもしれませんが、実はこれもバレてしまいます。
理由としては、海外FX業者の多くが採用するプラットフォームにあります。
現在はMT4が主流で、多くのトレーダーがMT4でトレードをしています。
MT4はプラットフォームにすべての取引が保存・管理されています。
つまり、MT4を採用する業者であれば、どこであってもMT4の取引を見ることができるのです。
そのため、「なんか怪しいトレードが続いているなぁ・・・」と業者側が感じで、詳しく調べれば業者間の両建てであってもバレてしまうのです。
やってはいけない両建てをするとどうなる?
XMでやってはいけない両建てを再度まとめます。
やったらダメな両建て
- XMの別口座間での両建て
- チームを作って複数人で行う両建て
- 異なる業者間での両建て
これらの両建てをした場合、悪質度にもよりますが、以下のペナルティを受ける可能性があります。
- 両建てで得た利益の抹消
- 取引停止
- 出金拒否
- 口座の凍結(及び永久追放)
かなりハイリスクですよね。
しかも、場合によっては他のMT4を採用する業者での口座開設もできなくなることもあるようです。
せっかくシステムの裏を突いて利益を出したつもりであっても、それが抹消されて出金できなければ意味がありません。
また、口座が凍結されてしまえば、今後取引することすらできなくなります。
ペナルティの重さを考えれば、別口座間、異業者間で両建てをするメリットは全くありません。
これを念頭に置いてトレードしていきましょう!