新しいMT4をインストールしたばかりだから、短い期間の過去のデータしか表示されないよ・・・

と困った経験はありませんか?

FX業者にもよりますが、ダウンロードできるヒストリカルデータには限りがあり、数年以上前の1分足や5分足などを見ることはできません。

一応メタクォーツ社からヒストリカルデータをインポートすることはできますが、このデータは精度が荒く、価格が飛んでいることが非常に多く、あまり参考にはなりません。

そこで今回はFXDDより無料で提供されている2005年から現在までの1分足データを利用して、1分足に準じた正確な上位足を作る方法を解説します。

この方法を実践すれば、どの時間足でも10年以上前の相場のチャートを見ることや、ストラテジーテスターで動かせます。

作られるヒストリカルデータは正確性が高いため、かなり精度の高い過去検証が可能になります。(精度の悪いデータで検証しても全く意味がありませんよね?)

このやり方でストラテジーテスターで全ティックモデルのバックテストをすれば、「不整合チャートエラーを0にして、モデリング品質を90%にまで高める」ことが可能になります。

システムでも裁量でも正確な過去のデータを利用してバックテストしなければ意味がありません。
精度の高いデータを利用して検証しましょう。

FXDDから1分足をダウンロードして精度の高い足を作る手順

今回行う1分足をダウンロードして精度の高い足を作る手順は以下の通りです。

  1. MT4のデータ数を増やす
  2. FXDDから1分足データをダウンロードする
  3. PeriodConverter Allをダウンロードする
  4. MT4のヒストリーセンターに1分足データをインポートする
  5. PeriodoConverter Allで1分足データから上位足を作成する

難しいことは何一つありません。

手順の意味合いとしては、1分足をダウンロードして、それを利用して5分足以上の時間足のデータを作るだけです。

とても簡単ですので初心者の方でもこの記事に書いてある通りにやっていけば大丈夫です。

 他サイトではヒストリーセンター内のデータを事前に削除する必要があると書かれている場合がありますが、基本的にデータは上書きされますので削除する必要はありません。

MT4のデータ数を増やす

まずはMT4に保存できる足の数を最大にします。

MT4上の「ツール」から「オプション」を選択します。

「チャート」のタブをクリックして、一番下の「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」の値を9999・・・と可能な限り9で埋め尽くしてOKをクリックします。

これでMT4内に最大限多くのデータが保存されるようになりました。

FXDDのヒストリカルデータをダウンロードする

次にFXDDから1分足データをダウンロードします。
以下のリンクをクリックして、ダウンロードページに飛んでください。

FXDDのダウンロードページへ

すこし下にスクロールした所にダウンロードリンクがありますので、欲しい1分足データの通貨ペアをクリックします。

ファイルはzipにて圧縮されていますので、解凍してください。
中に以下のようなファイルが出てきます。

FXDD以外のヒストリカルデータが欲しい方は記事終盤をご覧ください。

periodoconverter allをダウンロードする

続いて、「periodconverter all」というスクリプトインジケーターをダウンロードします。

以下のリンクからダウンロードしてください。

periodconverter all のダウンロード

このインジケーターは1分足チャートから5分足や4時間足などの上位足を作成します。

ダウンロードしたらMT4にインストールしてください。
インストール方法は以下を参考にしてください。

 periodconverter allはスクリプトなのでMQL4フォルダ内の「scripts」フォルダ内に入れてください!「indicators」フォルダに入れても何も起きませんので要注意です。

ヒストリーセンターにデータを追加する

ダウンロードが一通り終わったら、FXDDからダウンロードした1分足データをMT4にインポートします。

まずはMT4上部の「ツール」から「ヒストリーセンター」へ進みます。

ヒストリーセンターが出たら、左側の通貨ペア一覧の中から、追加したいデータの通貨ペア名を選択して、1分足をクリックします。

 今回の例では、FXDDよりダウンロードしたデータがCHFJPYでしたので、ヒストリーセンターのCHFJPY1分足にデータを追加します。

すると、MT4内にある1分足データがズラッと表示されます。

ここで、右下の「インポート」をクリックして、FXDDよりダウンロードしたhstファイルを選択します。これでインポート完了です。下の画像がインポート完了後になります。

しっかりインポートされていたら、上部の「データベース」の数が一気に増えます。
今回はインポート前は2067レコードだったのが、5623533レコードに増えています。

また、一番古いデータを見ると、2005年の4月から始まっています。
これだけデータがあれば十分ですよね!

 2005年からのデータがありますので、リーマンショック直後の大荒れの相場もリアルタイムのように検証することもできます。

PeriodConverter Allで上位足を作る

1分足データがインポート出来たら、1分足データをベースに5分足以上の足を作成します。

まずは上位足を作成したい1分足チャートを表示します。

 今回の例ではCHFJPYの1分足チャートを表示します

次にMT4のナビゲーター下部にある「スクリプト」から「PeriodoConverter ALL」を1分足チャートにドラッグアンドドロップします。

ドラッグアンドドロップ後、パラメーター設定が出ます。

この時日足~月足についても1分足から作成したい場合は全部をtrueにします。
不要ならデフォルトのfalseで問題ありません。

設定が終わったらOKをクリックします。

すると、1分足から上位足を作成するための計算が始まります。
終わったらポップアップアラートに完了のメッセージが出ます。

これで上位足の作成は完了です。
本当に上位足が作成できたかどうかを確認するために、4時間足のヒストリーセンターを出すと、しっかりと2005年からデータあることが確認できます。

 他の時間足もチェックしてみましょう。
同じようにできているはずです。

全部確認できたら終了です。

バックテストは精度の高いデータを使おう!

以上、1分足のデータから上位足を作成する方法の解説でした。

1分足から上位足を作ることで、EAを使っても精度の高い検証が可能となりますし、裁量の練習でも自信に繋がります。

そして、何より長期間のバックテストが出来れば、その分だけ手法やシステムの優位性を確認できます。

是非有効に利用してトレードの向上につなげてください。
全て無料で行えますし、手順に沿って行えば簡単です。参考にしてください。

補足:ヒストリカルデータがダウンロードできるFX業者について

今回はFXDDのヒストリカルデータをダウンロードしてMT4に入れる方法について解説しましたが、他にもヒストリカルデータをダウンロードできる業者がありますのでご紹介しておきます。

AXIORY

AXIORYでは口座の種類ごとに2015年から様々な通貨ペアのヒストリカルデーターを公開しています。

https://www.axiory.com/jp/trading-tools/historical-data

アルパリ

アルパリはデモ口座開設者に限りますが、同じくヒストリカルデーターがダウンロードできます。

こちらは各時間足のデータもありますので、1分足から作っていく必要が無いのがメリットです。

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