海外FXの魅力の一つと言えば、豪華なボーナスキャンペーンです。
ボーナスには口座開設ボーナスや入金ボーナスなど色々とありますが、入金ボーナスにはクッション機能が有るものと無いものがあります。
クッション機能とは、ボーナスが証拠金としての役割を果たす機能です。
クッション機能がボーナスであれば、口座に入れた証拠金+ボーナスの合計をトレードで利用できます。しかし、クッション機能がないボーナスは、証拠金としては利用できず、ボーナス残高で損失をカバーできません。
本記事では、クッション機能の概要やメリット・デメリットについて解説していきます。
Contents
海外FXにおける2種類のボーナスについてとクッション機能について
海外FXでもらえるボーナスは、大きく「口座開設ボーナス」と「入金ボーナス」の2つがあります。
- 口座開設ボーナス:口座開設をした際にもらえるボーナス
- 入金ボーナス:取引口座に入金した際にもらえるボーナス
このうち、入金ボーナスには「クッション機能あり」と「クッション機能なし」の2種類のボーナスがあります。
まずはこのクッション機能について解説します。
クッション機能付き
ボーナスにクッション機能がついていると、入金額とボーナスの両方をトレードで利用できる証拠金として使えます。
例えば、入金100%ボーナスキャンペーン時に10万円を入金すると、10万円分のボーナスが付与されます。
クッション機能のあるボーナスの場合、入金した10万円にボーナスの10万円を加えた20万円の証拠金で取引ができます。取引をして一時的に入金額以上の含み損が出たとしても、ロスカットに耐えることができます。
つまり、クッション機能とは入金額以上の損失が出た時に、ボーナス分でカバーできることを言います。
ボーナスを利用したトレードで得た利益は出金できます。
クッション機能なし
クッション機能がないボーナスは、ボーナスの残高で損失をカバーできません。
例えば入金ボーナスキャンペーン時に10万円を入金すると、10万円分のボーナスが付与されます。
クッション機能なしの場合、入金した10万円にボーナスの10万円を加えた20万円分の取引ができます。この点まではクッション機能付きと同じですが、取引をして一時的に入金額以上の含み損が出た場合、その時点でロスカットになります。
つまり、クッション機能が無いと損失分をカバーできません。
クッション機能の無いボーナスは、実質的に最大レバレッジを上げるだけの機能に過ぎません。
このため、クッション機能ありのボーナスの方が絶対的に優れていると言えます。
クッション機能がある場合とない場合のシミュレーション
ボーナスにクッション機能がある場合とない場合のシミュレーションをやっていきましょう。
初期条件は以下の通りです。
入金額10万円+ボーナス10万円
シミュレーション1
新規にポジションを取って、含み損が10万円になったケース
ボーナスにクッション機能があると、取引できる証拠金は「入金額 + ボーナス額」です。
このケースでは入金額の10万円が損失となりますが、ボーナスが10万円残っていますので、まだポジションを持てます。
入金額が10万円の損失となり、残りが0円になります。
ボーナス自体は証拠金の役割を持たないのでこの時点で強制ロスカットです。
ボーナスは10万円分残ってはいますが、これを利用して新規のポジションは持てません。
シミュレーション2
6万円の損失が確定したケース
入金額が4万円に減りますが、ボーナスがまだ10万円分残っていますので、合計14万円の証拠金でトレードができます。
損失が出た場合は、まず先に入金額から減っていきます。
入金額が4万円に減ります。
ボーナスが10万円分ありますので、新規のポジションで14万円分は取れますが、4万円以上の損失が出たら強制ロスカットになります。
シミュレーション3
10万円の損失が確定したケース
入金額が0円に減りますが、ボーナスがまだ10万円分残っていますので、10万円の証拠金でトレードができます。
ボーナスだけでの取引になりますが、取引で出した利益は基本的には出金可能です。
入金額が0円になります。
ボーナスが10万円分ありますが、証拠金として使えないので取引はできません。
もう意味のない存在になります。
このように、ボーナスにクッション機能があるか・ないかで取引できる証拠金に大きな差が出てしまうのです。
そのため、海外FX業者を選ぶときは、ボーナスにクッション機能があるかどうかの確認が必要になります。
クッション機能のないボーナスの存在意義って何?
海外FXで得られるボーナスは、「クッション機能が付いているか否か」でその価値が大きく変わります。
クッション機能の付いていないボーナスは、実質的にレバレッジを大きくするだけの意味しかありません。
しかし、レバレッジが大きくなったとしても入金分しかリスクは取れませんから、「ボーナス」という意味合いは非常に弱いです。
100発100中のトレードが出来るのであればクッション機能なしのボーナスも、レバレッジを上げるためのゲタとして役立つかもしれませんが、そうでない場合は意義が薄いです。
この点からもクッション機能ありのボーナスを配布する業者を利用すべきです。
海外FXボーナスのクッション機能の特徴
改めてクッション機能の特徴についてまとめます。
- 取引のレバレッジが上がり、より多くのポジションを持てるようになる
- ロスカットになりにくくなる
- ボーナスだけで取引できる
クッション機能が付いたボーナスは、「出金こそできないけどトレードで使える証拠金」と考えてもらって大丈夫です。
ですので、入金額以上の取引ができますし、証拠金維持率を高く保てるので入金額以上の損失が出たとしても取引は継続できます。残りのボーナスをうまく運用できれば、復活できる可能性が十分あるのです。
これは大きなメリットではありますが、感覚がマヒしないようにご注意ください。
クッションありボーナス関する注意点
クッションありボーナスはメリットが大きいですが、注意点もあります。
- 損失を出すと残高から減る
- ボーナスには獲得条件や期限がある
- ボーナスの消滅条件は絶対に確認しておく
1つずつ詳しく見ていきましょう。
損失を出すと残高から減る
取引で損失を出すと、ボーナスよりも入金残高が優先的に減っていきます。
例えば、入金額が10万円、ボーナスが10万円、合計20万円分の証拠金があったとします。
これで5万円の損失が出た場合は、先に入金額から減りますので、入金残高5万円、ボーナス10万円、合計15万円の証拠金となります。
この時点で15万円分の取引ができますが、出金できるお金は入金残高のの5万円になりますので注意が必要です。
ボーナスの獲得条件や期限を確認する
海外FX業者の中には、ボーナスの獲得条件や有効期限を設けているところがあります。
そのため、しっかりと入金したとしても、獲得条件を満たさなければ、ボーナスが受け取れないこともあります。
よくある条件としては、抽選に当選した人のみ入金ボーナスがもらえる、というものです。
また、ボーナスには有効期限が付いていることも多いですので、いざという時に消滅していることもあります。
そのような事態を避けるためにも、ボーナスの獲得条件や期限の有無は事前にしっかりと確認しておきましょう。
ボーナスの消滅条件を確認する
ボーナスには消滅条件があります。
これは業者によって細かくルールが異なりますが、基本的には口座残高を出金したり、資金移動したりすると、ボーナスが全額消滅するところが多いです。
例えば10万円入金して10万円分のボーナスをもらって、すぐに入金した10万円を出金したら、ボーナスも消えてしまいます。
FX業者も慈善事業でやっているわけではありません。
顧客に入金&取引をしてもらうためにボーナスを配布しているわけですから、出金したらボーナスは消えると考えておきましょう。
他にも色々なルールがありますので、しっかりと確認してボーナスを利用してください。
クッション付きのボーナスを提供するFX業者のご紹介
最後にクッション付きのボーナスを提供してくれるFX業者をご紹介します。
XM
海外FXで一番有名な業者です。
豊富なボーナス、高い約定力、そして信頼性の高さがウリです。
iFOREX
長期に渡った運営している優良業者です。
ボーナスも豊富で、出金遅延等は一切ありません。
Tech-FX
比較的新しいFX業者ですが、毎週行われる抽選に当たると、入金ボーナスがもらえます。