デイトレをしていて、「今日は動きが悪くてトレードしにくいなぁ」と思ったことはありませんか?
相場が動かない日というのは、必ずあるものですが、事前にその傾向が分かれば、トレードしやすくなると思いませんか?
実は、ローソク足を見るだけでその日の値動きの傾向が見えるんです!
そこで今回は、日足のローソク足で絶対にチェックしておくべきポイント3つをご紹介します。
- 日足がはらみ線の時は要注意
- 日足が包み線の場合は積極的にエントリー!
- 安値と高値の切り上げ、高値と安値の切り下げ
これを知っていれば休む時には思い切って休めるますし、相場に勢いのある時や動きやすい時にガッツリトレードすれば効率よく収益を上げやすくなります。
それでは順に説明していきます。
日足がはらみ線の時は要注意
まずはトレードしにくい日になる可能性の高いはらみ線からです。
チャート図で囲ってある所に注目してください。どれもはらみ線を形成しているところになります。
はらみ線とは、ひとつ前の足の値幅内に、次の足がすっぽりと入っているローソク足のパターンです。英語ではインサイドバーと呼ばれています。
はらみ線が出るのは、
- 価格が収束している
- どちらに行こうか迷っている
- もしくはレンジの状態
のどれかです。つまり、動きが悪い状態です。
ですので、トレードする時は、はらんでいる足の高値や安値をしっかりとブレイクしたことを確認してエントリーすべきです。そうでないと、動きの悪い相場の中で無駄に奮闘することになります。
また、場合によっては1本の足の値幅の中に2本以上のローソク足がはらまれることもあります。
このチャートの青い四角で囲った足は、全てその前の大陽線にはらまれています。
日足レベルでこうなると、4時間足以下はレンジですので、トレンドフォローのエントリーは避けた方が無難です。
デイトレレベルでは大きな値幅も狙いにくいですから、ブレイクするまで待ったり、他の通貨ペアを選択するようにしましょう。
日足が包み線の場合は積極的にエントリー!
はらみ線とは反対に、ひとつ前の足の高値と安値を、次の足が全て包み込むのが「包み線」です。英語ではアウトサイドバーと呼びます。
上のチャートの四角で囲っているのが包み線になります。
包み線は、高値も安値も前の足を抜いていることで、ボラティリティが拡大して、どちらかに行きたがっている状態と言えます。包み線が陽線なら以降も上げやすく、陰線なら以降も下げやすく、方向がつかみやすいです。
特に日足でトレンドが発生している中で、トレンドと同じ方向の包み線が出たらビッグチャンス!
翌日はさらにトレンド方向に進む可能性が高まりますので、勝てる可能性が格段に上がるのは言うまでもありません!
安値と高値の切り上げ、高値と安値の切り下げ
日足2本以上の足で、安値と高値を切り上げる、もしくは高値と安値を切り下げるローソク足のパターンもトレンドフォローのトレードがしやすい状況です。
上のチャートでは黄色い四角が安値と高値の切り上げ、紫色の四角が高値と安値の切り下げの動きとなっています。
日足がこのようなローソク足のパターンの時は、4時間足以下ではしっかりと上昇トレンド、もしくは下降トレンドになっています。ですので、デイトレではその押し目を狙ったり、日足の高値や安値をブレイクしてきたところでエントリーすると高勝率で勝てます。
特にローソク足の実体が目立って大きい場合はボラティリティも上がっているのでトレードしやすいのは言うまでもありません。
まとめ
日足はスイングトレーダーからデイトレーダーまで見ている、最も注目されている時間足です。
デイトレーダーやスキャルパーは日足が1本形成する中での動きでトレードしているわけですから、それまでのローソク足のパターンはかなり重要です。
今回ご紹介した3つのポイントを意識すれば、少なくともトレードしやすい状況か、トレードしにくい状況か、それとも普通なのかが分かるはずです。
超簡単で誰でもできる判別方法ですので、このやり方を使ってトレードしやすい通貨ペアを探したり、エントリー方向を決めたりすると、トレードの効率がグッとアップしますよ!