こんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?
ブレイクを狙ってエントリーしたけど、スグにダマシとなって戻ってきて損切り・・・。
しばらくしてまたブレイクしてきたので、「今度こそは!」と意気込んでエントリーするもまた損切り・・・。
こんな思いをしないために、今回はダウ理論を使う中で最もブレイクが成功しやすいポイントをご紹介します。これが分かれば、ダウ理論だけで勝てます。
Contents
最もブレイクが成功しやすポイント
では早速ブレイクが成功しやすいポイントにいて解説します。
下の図のピンクの矢印の個所が最もブレイク狙いで成功しやすいポイントです。
流れは以下の通りです。
- 現在は上昇トレンド中
- 上昇トレンドの中で小さな下降トレンドが発生
- 小さな下降トレンドが終了した所(戻り高値をブレイクした所)でエントリー
上昇トレンドを終了させないレベルの小さな下降トレンドは「押し目」です。
なので、上昇トレンドの中で発生した小さな下降トレンドが終了したら、あとは上げるしかない!という考えになります。
ここでエントリー出来れば、少なくとも直近の高値までは狙うことが出来ますし、あわよくば高値を更新して更ならブレイクすらゲットできる可能性もあるのです!
エントリー例を見てみよう!
先ほどご紹介したエントリーポイントの例を見てみましょう!
ロングの例
まずはロングエントリーです。
上昇トレンドの中に発生した下降トレンドの戻り高値をブレイクしたらエントリーです。
上のケースでは直近の高値で一度はじかれてしまいましたが、直ぐに上げて大きくブレイクしました。
ショートの例
次はショートの例です。
この例では、押し安値と直近安値の両方をブレイクしてしまっています。
これはかなり勢いがあることを示していますので、超おすすめのエントリーポイントになります。
伸びしろがある場合はガッツリ取れることも多いですね。
まとめ
ではこれまでの話をまとめます。
- 上昇トレンドの中に発生する小さな下降トレンドが終了した所でエントリー
- 下降トレンドの中に発生する小さな上昇トレンドが終了した所でエントリー
ここを専門に狙うだけでも十分に勝てます。
ダウ理論の王道的なブレイクを狙うのも悪くはありませんが、これだとダマシにある可能性が高いですし、何より取れる値幅が小さくなって、リスクリワードが落ちてしまいます。
そのため、もっと早い段階でエントリーできる本手法の方が明らかに効率が良いです。
マルチタイムでチャンスを増やす
高勝率のブレイクを狙うためのポイントを解説しましたが、残念ながら「上昇トレンドの中に発生する小さな下降トレンド」はいつも見られるわけではありません。
例えば下のチャートのように、上昇トレンドの中に目立った下降トレンドを作らずに上げるケースもあります。
こういった時はどうしたらいいのでしょうか?
もっと細かいチャートを見ればいいのです。
そうです。マルチタイムフレーム分析の出番です!
図で示すと、以下のようになります。
上昇トレンド中で、大きな時間足で戻しを作っているところを下位足でズームアップしてみると、良い感じで下降トレンドになっていることがほとんどです。
この下降トレンドが終わったところでエントリーするのです。
実際の例を見てみましょう!!
これは4時間足チャートです。
上昇トレンドが続いていますが、黄色い四角の部分は押し目です。
4時間足チャートを見ても、下げの波が一つだけなので小さな下降トレンドが出来ているようには見えませんよね?
そこで時間足を一つ落として1時間足チャートを見るのです。
下のチャートがその時の1時間足です。
これが4時間足の黄色い四角で囲った時間帯の1時間足の動きです。
見事に下降トレンドになっていますよね。
ここで狙うのが1時間足の下降トレンドが終わった黄色いラインの個所です。
黄色い矢印のポイントでエントリーしていれば、かなりリスクリワードの高いトレードとなりました。
これが正しいマルチタイムフレームの使い方です。
相場のフラクタル性を理解して、波を読みながらトレンドの転換点を捉えれば、ピンポイントで損小利大のエントリーが可能になるのです!!!
トレンドの中の小さいトレンドの終了でエントリーしろ!
今回は最も取りやすいラインブレイクのポイントをご紹介しました。
再度エントリーポイントをまとめると
- 上昇トレンドの中に発生する小さな下降トレンドが終了した所でエントリー
- 下降トレンドの中に発生する小さな上昇トレンドが終了した所でエントリー
になります。
一見すると少し難しいかも知れませんが、検証を続けると、必ず見えるようになるポイントです。
ラインブレイクを狙うことに苦手意識が高い人ほど実践してほしい手法です。
かなり優位性がありますので、相場のフラクタルを感じながらぜひ使ってみてください。
「ダウ理論で上手く勝てないなぁ」と感じている方は、まずはこのやり方から始めることをお勧めします。