以前、FXの専業トレーダをやっていて不便に感じていることをまとめました。
こちらの記事は意外にも人気がありまして、同業者の方からは同意のコメントを頂きましたし、専業トレーダーになる寸前の人から「ちょっと冷静に考え直すことにしました!」というご連絡もいただきました。
専業トレーダーは確かに不便に感じることも多々ありますが、それ以上に良いことも多いと実感しています。
もちろんこれは性格や生活スタイルにも違ってきますが、今回は専業トレーダーになってよかった事についてまとめます。
何だかんだで専業トレーダーって、良いんですよ。
Contents
収入に上限が無い
専業トレーダーの収入に上限はありません。
日本でもっとも有名な専業トレーダーであるBNF氏は数百億円稼いでいますし、実際に億トレーダーはゴロゴロいます。
一般的な会社員なら生涯賃金で2億円~3億、エリートでも4億くらいになると思いますが、成功したトレーダーともなればそれらの金額を1年で稼ぐことも可能です。
もちろんこれとは逆に大金を失ってしまうリスクもあるので要注意です。
しかし、自分一人で、しかも家の中だけで完結するビジネスでこれほど稼ぐことができるものは他にはないかと思います。
専業トレーダーって夢がありますよね。
学歴、経歴、資格などが不要
専業トレーダーになるのにキャリアは不要です。
必要なのはトレードで勝ち続けるだけの技術のみ。
そういった意味でトレーダーって真の技術職なんですね。
専業トレーダーになるための敷居は低いので、実は勝てていなくても「専業トレーダー」と名乗ることができるのも事実です。
一応学歴等は必要ないとは書きましたが、私の知っている限り、専業トレーダーとして長く勝てている人は、それなりの学歴やキャリアを持っている人が多いです。
その理由としては、「問題に対してどうやって取り組んでいくか?」のノウハウを持っているからではないかな?と個人的には思っています。
自分の問題点と、それを解決する方法の模索、そしてフィードバック・・・。
これらをしっかりと出来ないと、トレーダーとして成功するのは難しいかなと思います。
ちなみに私も国立大学の院卒です。
元手が少なく始められる
FXというビジネスの大きな大きな魅力の一つが「元手が少なくて始められる」ことにあると思います。
一般的に、何かのビジネスで独立開業をする場合、数百万円~数千万円の資本が必要です。
そのため、当然ながら借り入れが必要で、最初からそれだけのリスクを取らないといけません。
その一方でFXは10万円からでもうまく運用すれば増やすことができます。
元手が少なくても始められるという点でも、簡単になれてしまうのが専業トレーダーです。
面倒な人間関係から解放される
専業トレーダーになれば、嫌な上司も同僚もいません。
通勤ラッシュや飲み会もありません。
これまでにパワハラ等で悩んだことがある方にとっては本当に素晴らしい世界に見えると思います。不要な人と関わらなくて済むだけでも専業トレーダーになる価値があると考えている人も多いくらいです。
元々私自身も人と関わるのがそれほど好きではないので、最低限の人としか関わらない専業トレーダーは気楽です。
その一方で、人と関わることが好きな人にとっては、家の中で1日のほとんどを過ごす専業トレーダーという職業は息苦しくなるとは思います。まぁそんな人は専業トレーダーになりたいなんて思わないでしょうけど・・・。
時間の使い方が自由
仕事(トレードや検証)する時間を自由に決められるのも専業トレーダーの大きなメリットの一つです。
スキャル、デイトレ、スイングといったトレードスタイルの中から自分に合ったものを選択し、自分の生活スタイルを確立することが可能です。
そしてどれだけ仕事をするかも自分で決められますから、趣味や家族との時間を優先する生活もできるのです。
また、会社員なら取得するのが難しい長期(数週間レベル)の休暇も専業トレーダーなら取ることができます。もちろんその間は無給となりますが・・・。
副業も自由
お堅い会社では副業はNGですが、専業トレーダーは副業も可能です。
専業トレーダーでよくある副業は情報商材等の販売がありますね。
よく「トレードで利益を出しているのなら商材なんて売るわけがない」という人を見ますが、私はそうではないと考えています。
なぜなら、専業トレーダーはやはり不安定な仕事ですから、FXとは別のキャッシュフローを持つことで精神的に安定し、トレードもぶれることなく継続できるからです。
よく考えてください。
多くの企業が様々な商品やサービスを提供しています。
例えばソニー。
ソニーと言えば電子機器で有名ですが、現在ではソニーグループとしてゲーム、保険、銀行、映画、音楽、プロバイダー、不動産など多くを手掛けています。
これはおそらく、企業としての安定を求めた結果、多角化経営になったのだと考えられます。
専業トレーダーの副業もコレと同じです。
定年退職が無い
会社勤めをやっていたら必ずやってくるのが定年退職。
現在では65歳が主流になってきていますね。
しかし、専業トレーダーは定年退職はありません。
自営業ですから、自分がやれる限りやれるのです。
自分一人で自分のペースでやり続けるのが好きな人にとっては正に天職と言えるでしょう。
どこでも仕事ができる
パソコンとネット環境(もしくはスマホ)さえあれば、どこでも仕事ができるのも専業トレーダーの魅力です。
気晴らしにカフェの中で、自宅とは別の場所を借りてトレードすることも可能です。人によっては旅行中もトレードする人がいるくらいですから・・・。
ちなみに私は自宅の1室を仕事部屋にして、机にモニターを6台並べてトレードしています。自宅の外ではポジションを取ることはなく、せいぜいスマホでポジションチェックをする程度です。(そもそもあまり自宅の外に出ない・・・)
服装も自由
トレードは基本的に一人でやる仕事で、商談など人と会うこともありません。
服装は自由です。
夏暑ければタンクトップで、冬寒ければ着る毛布で。
見た目を気にせずに仕事ができます。
堅苦しい服を着て、肩がガチガチに凝ったままで仕事をしなくても良いのです。
女性の場合は仕事に行くためにメイクをすると思いますが、専業トレーダーなら「すっぴん」で可能。美容費も節約できます。
男性もシャツ、スーツ、ネクタイ、靴下など、いつも着ている仕事着は意外にもお金がかかっているものです。専業トレーダーならこれらの費用を節約できます。
まとめ
以上、私が実際に感じている専業トレーダーのメリットです。
再度まとめます。
- 収入に上限が無い
- 学歴、経歴、資格などが不要
- 元手が少なく始められる
- 面倒な人間関係から解放される
- 時間の使い方が自由
- 副業も自由
- 定年退職が無い
- どこでも仕事ができる
- 服装も自由
これらは全て事実です。
しかし、「専業トレーダー=楽して稼げる」というわけではありません。
一人でやるからこそ、カネを使ってカネを稼ぐ仕事だからこそ辛いこともあります。
専業トレーダーを夢見る人は、いい面と悪い面の両方を天秤にかけて真面目に考えることをお勧めします。