「自分の性格やライフスタイルに合っているトレード手法を選びましょう。」
と、よくいわれます。
特にFX初心者の方は「稼げる手法であれば何でもいいんじゃないの?」、「本当に稼げるのであればルールに従うのも簡単!」と思うかもしれません。
しかし、トレード経験を重ねるほど実感します。
自分に合った手法は大事だなぁ・・・と。
今回は自分に合ったトレード手法の大切差について、私の経験を交えつつ解説します。
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自分に合わない手法でトレードすると悲惨な目に遭う
かつて私が購入した情報商材に、2時間足を使う無裁量のシステムツールがありました。
ネット上では評判も高く、実際に検証している人のブログを見ても、良い感じで勝てているので、私も気になった始めてみたのです。
しかし、私は惨敗しました。
その理由はシステムが損小利大で低勝率のルールだったからです。
勝率は3割程度。
感覚としてはエントリーしたら負けてばっかりのイメージです。
最初の10回目くらいのトレードまでは何とか継続できましたが、それ以降は「トレードするのが辛い」と思って、負けたままやめてしまいました。
その後、それまでの損失分を補って余りあるほどのビッグトレンドが取れたのに・・・・。
こんな感じで、本当に勝てるシステムを使っていたとしても、自分に合わなければルールに従ってトレードする事すら難しいのです。
性格的に合わない人が多いタイプのトレード手法
人によっては合わない可能性のあるトレード手法やスタイルがあります。
たとえば・・・
- リスクリワードが優れているが勝率の低い手法
- 1分足スキャルピング
- ロジックが公開されていないサインツール
続けていれば利益が積み重なる可能性が高い手法であったとしても、10連敗もすると続けることが苦しくなります。
またロジックが公開されていないものは、負けが続くと信じられなくなります。
勝てる手法であればどのようなものであれ、実践し続ける自信があったとしても、トレードのストレスが大きくなればなるほど継続が厳しくなりますし、ルール無視に繋がります。
つまり、自分に合わない手法自体がリスクなのです。
自分に合った手法を見つける方法
トレードで勝てない言い訳や、責任転嫁をするわけではありませんが、トレードで勝てない理由は、手法が自分に合っていない可能性もあります。
それでは自分に合ったトレード手法を見つける方法をご紹介します。
トレードの時間軸を変える
まず最初にやるべき事は時間軸を変えることです。
具体的に言うと、いつもトレードしている時間軸より大きな時間軸でトレードをするのです。
例えば、スキャルピングならデイトレに、デイトレならスイングに・・・といった感じです。
トレードの時間軸を大きくすると、その分だけ精神的なゆとりも生まれて、トレードしやすくなります。ちょっとした操作ミスもなくなりますし、アタフタする事も少ないですので、トレードが楽になるのは間違いありません。
トレードの客観性を増やす
裁量トレードで勝てない人の中には、「裁量」ルールが曖昧すぎる人が結構多いです。
何でも自分で判断しようとするから、「その時の気分」で判断したりするわけですね。
そこで、客観性の高いインディケーターを加えてやることで、チャート監視の客観性を高めて、自分の裁量幅を小さくすると、より明快なルールでトレード出来るようになります。
誰が見ても同じような判断が出来るようなルールを加えておくことでトレードに一貫性が産まれます。
勝率を上げる
勝率を上げる方法は簡単です。
リスクリワードレシオを下げるだけです。
しかし、このやり方を採用すると損大利小になってしまうので注意が必要ですし、場合によっては手法の優位性が下がることもあるので、しっかりと検証してください。
勝率を上げるメリットは、やはり精神的なダメージが小さくなる、ですね。
価値が多いと気分も良く、「トレードを頑張ろう!」という気持ちになります。
勝率はトレードのモチベーションに非常に大切な要素です。
人によっては勝率は関係ないと言う人もいますが、それはあくまでも理屈です。
トレーダー、特にこれから利益を出そうとする人たちのメンタルは弱いです。
だからこそ勝率の高めの手法でないとすぐに投げ出してしまいます。
そのためにも多少の優位性を犠牲にしてでも勝率を優先させる価値はあると個人的には考えています。
自分に合った手法を見つけよう
トレード手法は、職人の道具と同じです。
トレードを続けながら、手法を少しずつカスタマイズして、自分にピタリと合ったトレード手法を見つけていきましょう。
様々な手法に触れて学んで行くことで、色々なアイディアが生まれてくると思います。