私のトレードにおける絶対ルールはいくつかあります。
その中でも特に重要だと思っているのが、「エントリーしたら、必ず損切りの逆指値注文を入れる」ということです。
これはリスク管理的にもトレードのメンタルを安定させるために必要なことだと断言できます。
もしエントリー後に損切りの逆指値の注文を入れないでいるとソワソワして精神的にも落ち着かず、チャートから離れられません。
損切りの逆指値は精神的な安定と資金の安定を担う大事な存在です。今回はそのことについて深掘りします。
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私が損切りの逆指値を入れなかった2つの理由
以前の私はトレードでエントリーするときに、損切りの逆指値注文は入れていませんでした。
その理由は2つありました。
- 業者がレートを動かしてくる?
- ちょっとした反発で損切りしたい
1.業者がレートを動かしてくる?
私が損切りの逆指値を入れなかった一つ目の理由は、私が初心者トレーダーだったころに、知り合いのトレーダーから
と言われたからです。
本当かどうかは分かりません。
しかし、当時は国内業者ではストップ狩りが横行していた時代です。
ですから、それが真実だった可能性はありますし、業者によっては妙なチャートになることはネット上で色々と指摘されていたのは事実です。
業者側は、顧客の逆指値注文が見えています。
ですので、「あ、このレート辺りまで値が動いたら一気に損切り決済出来るなぁ」
と思ってレートを動かすことは可能です。
この場合、完全ノミ営業の業者だと、顧客の損失は業者の利益になりますので、業者側としては丸儲けになるのです。
ちなみにXMではこんなことはありません。
2.ちょっとした反発で損切りしたい
私が損切りの逆指値を入れなかった二つ目は、エントリーした方向と大きく逆行した時には、損切りするにしても少し価格が戻して損失を減らしてから損切りしたいと思っていたからです。
相場は波を描いていますから、自分で決めておいた損切りレートに当たっても、少し待っていたら反発することが良くあります。ですが、損切り注文を入れておくと、価格がすこし戻す前に損切りに当たってしまって勿体ない思いをするわけです。
しかしながら、これには3つの問題がありました。
- 価格が戻らずに逆行し続けた場合にはポジションをキープし続けられない。
- ある程度戻ったら損切りと決めていても、どこまで戻るか分からず損切りを躊躇する。
- 価格が建値付近まで戻ってきたら損切りしたくない気持ちが強くなる。
それぞれについて解説します。
価格が戻らずに逆行し続けた場合にはポジションをキープし続けられない。
上のチャートでは最初の損切りラインを割ってもすぐに反発してきましたが、場合によっては損切りラインを一気に逆方向にブレイクしていくこともあります。
この時は想定外の損失を被ることになります。
場合によっては損切り出来ずにクソポジをホールドし続けることにもなりかねません。
ある程度戻ったら損切りと決めていても、どこまで戻るか分からず損切りを躊躇する
運良く損切りラインからある程度戻ってきたとしましょう。
ではどのあたりで損切れば良いのでしょうか?
勢いよく反発してきたら、損切りしなくてホールドした方が良いんじゃないか?と思ったりもするかもしれませんが、そこから一気に逆方向に進んで損切り出来ないまま大損する可能性もあります。
つまり、「反発したら損切ろう」という曖昧な考えでは、実際に反発してきたところでは損切りできないケースも多いのです。
価格が建値付近まで戻ってきたら損切りしたくない気持ちが強くなる
更に運良く建値付近まで戻ってきたとします。
この時はどうしますか?
プラマイゼロになるまでホールドしますか?
それとも微損で終わらせますか?
事前に検証をしていなかったら凄く悩むと思います。
先が見えない相場の中で、「どうしよう?」と悩めば悩むほど身動きが取れなくなり、ストレスをため込むことになります。
このようなこともあって、ちょっとした反発で損切りすることは困難だと実感しました。
損切りの逆指値は必須
結果から言うと、私は損切りの逆指値を入れずに大損失を出したことが何度もあります。
自分では上手に損切り出来ると思っていても、やはり手動での損切りは難しいです。
しかし、逆指値注文さえ入れておけば勝手に決済してくれます。
「どうしようか、損切りしようか?」と悩む間もなく・・・・です。
たしかに決済した後に反発してくる事もあってストレスに感じることもありますが、一気に逆行して反発しないこともあります。
このような時こそが損切りの逆指値の価値を実感するところです。
自分の資産を守るため、エントリー時にトレードリスクを明確にしておくためにも、損切りの逆指値は必ず入れるようにしましょう!