結論から言います。

Volume Profile(ボリュームプロファイル)を使いこなすことができれば、あなたのトレード戦略は一気にプロ仕様になります。

特に、「どこで反発しそうか」「どの価格帯に注文が集中しているのか」を正確に把握するためには、Volume Profileが最も強力な武器になります。

この記事では、ボリュームプロファイルの使い方から、具体的なエントリーポイント、チャート例までを網羅しているので、ぜひ最後までお読みください。

Volume Profileとは?なぜ重要なのか?

ボリュームとは出来高の意味です
一般的な「出来高(volume)」を示すインジケーターは、ローソク足1本の売買量を示します。

MT4にも最初から入っていますよね。

一方でVolume Profileは「価格帯ごとの売買量」を表示します。
以下がVolume profileのインジケーターを入れたチャートです。

価格帯ごとの売買量を示したものがボリュームプロファイル。
これが非常に重要です。

上記のチャートの中で青い線が売買が集中した価格帯のことで、その中で最も大きな波の頂点POC(ポイントオブコントロール)と呼びます。

これを見れば、「どの価格帯にトレーダーたちの関心が集中したのか」が一目でわかります。

これらの価格帯は、将来的にも再び売買が活発になる可能性が高く、エントリーポイントや利確ポイントとして注目されます。

ボリュームプロファイルを表示するMT4インジケーター

ボリュームプロファイルを表示するMT4インジケーターは数多くありますが、個人的にはソースコードが公開してある以下のインジケーターがお勧めです。

VP-Range-v6

このインジケーターをチャートにセットすると青い縦線と赤い縦線の2つが出てきます。

この赤と青の縦線に挟まれた期間の値動きについてボリュームプロファイルが計算して表示されるようになっています。

赤と青の縦線は自由に動かすことができますので、ボリュームプロファイルを計算する期間も任意で変更できます。

ラインを少しでも動かすと、ボリュームプロファイルの波が変わったりするので、いろいろと試してみてください。

また、パラメーターの入力中にある「Maximum color」の色を任意のものに指定すると、一番取引が多かった価格帯に黄色いラインを示してくれます。(POC)

ボリュームプロファイルの使い方

押し目買いや戻り売りのポイントを見つける

まず一番シンプルなやり方は相場で大きく動いた箇所についてボリュームプロファイルを表示する方法です。

上記チャートでは大きく上げた値動きの部分だけをボリュームプロファイルにして表示しています。

この値動きの中で一番ボリュームがあったのが黄色いラインですが、高値を付けた後はこのラインまで押してから反発しています。

特にボリュームがあった価格は、そこに到達すると反発しやすいですのでシンプルに押し目買いや戻り売りの水準として利用できます。

前日の値動きに適用する

大きく動いた箇所がない、もしくはどこにボリュームプロファイルを表示すればいいのかわからない方にお勧めなのが前日の値動きにボリュームプロファイルを表示するやり方です。

価格が前日の高値や安値をブレイクした後に、POCまで戻ってきたときに押し目買い・戻り売りをするのです。

チャート例1

ハイライトしている部分が前日の値幅で、それに合わせてボリュームプロファイルを表示しています。

右のプロファイル内の黄色いライン(一番取引が多かった価格;poc)を見てください。

翌日は前日の高値を上にブレイクしてから下げていますが、POCのラインあたりを少し下抜けてから反発しています。

これがねらい目です。

ただし、POCにタッチしたらすぐにエントリーではなく、ローソク足のパターンも確認しましょう。
例えばピンバーが出たり、包み足や毛抜天井・毛抜底なんかが出たら反発する可能性が高まりますよ。

チャート例2

同じく前日の値動きについてボリュームプロファイルを表示しています。

こっちの方は前日の安値を割ってからPOCまで戻して反発して下げています。
ローソク足パターンとしては包み足が出ていますね。

この後、残念ながら大きく上げましたが、それでも包み足が出た後はそれなりの下げを見せました。

例えば、ある価格帯で過去に大きな売買が発生し、価格が反転しているような場所があれば、そのゾーンは将来も「反応しやすい価格帯」として意識されます。

なぜ当日ではなく「前日」を使うのか?

前日のプロファイルは非常に有効な手法です。

しかし、気を付けてもらいたいのは当日のプロファイルは利用しないということ。

なぜなら、当日のVolumeはリアルタイムで変動しているため、ダマシが多くなりますし、今後のプロファイルが変わる可能性があります。

一方で前日のPOCはすでに確定した重要価格帯ですので信頼性が高いのです。

前週の値動きを使ってスイングしてもOK

前日の動きで機能するということは、前週の値動きも使えます。

前週の値幅をブレイクして、POCまで戻トて来たところで押し目買い・戻り売りを仕掛けるのです。

こっちの方は4時間足を使うのがおすすめです。
スイングのポジションが取れますよ。

まとめ

Volume Profile(ボリュームプロファイル)は、単なるインジケーターではなく、「市場参加者の本当の意図」を見抜くための強力なツールです。

ローソク足や移動平均線だけでは読み取れない、「価格帯ごとの売買ボリューム」によって、より精度の高いトレード判断が可能になります。

特に前日や前週のPOC(最も出来高が集中した価格)を意識したトレード手法は、押し目買いや戻り売りの根拠として非常に機能します。

また、リアルタイムで変化する当日のプロファイルよりも、すでに確定している過去のデータを使うことで、ダマシを避けることができるのも大きなメリットです。

MT4で簡単に表示できるインジケーターもあり、表示期間を自由に選べるため、自分のトレードスタイルに合わせた応用が可能です。

この記事で紹介したチャート例や具体的な使い方を参考に、まずは前日の値動きにVolume Profileを当てはめて分析してみましょう。

きっと今まで見えていなかった「価格の意味」が見えてくるはずです。あなたのトレードが、より戦略的で再現性のあるものになることを願っています。

 

 

 

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